保育園が兄弟別々になってしまい、これから送迎に時間がかってしまうのが不安…
保育園が決まりホッとする反面、そのような悩みを抱えるママも多いことでしょう。
かく言う私も3児のワーママでありながら、今まで一度も兄弟が同じところに通ったことはありません。兄弟別園歴は、実に5年。あえて別園を選んだ経緯もあるのですが……
正直、めっちゃしんどいです!
兄弟別園のリアルな実体験と、それに疲れ果てたワーママが取り入れた対策についてお伝えしていきます。
この記事はこんな人におすすめ
- 兄弟が別々の園に決まり、これから不安
- 兄弟別園だがしんどくてどうにかしたい
- 事情があり兄弟別園にするか迷っている
兄弟別園は正直しんどい
冒頭でも申し上げましたが「結論:兄弟別園は大変!」です。メリットなんてほぼありません。
保育園の送迎をしながらお仕事されている方には、このしんどさは容易に想像がつくものと思います。1カ所の登降園でもこんなにしんどいのに、これが2カ所になるなんて……
では、具体的に何がしんどいのか、別園にするメリットは皆無なのか、次から実体験を交えお伝えしていきます。
5年の実体験でわかったデメリットとメリット
わが家の場合、子どもが2歳児までの小規模保育園に通っていたこともあり、兄弟別園はやむなしでした。
ただ、その小規模園は環境の良さからあえて選んだ園でした。
子ども3人とも(しかも皆3学年差)がその小規模保育園がスタートだったので、別園歴は実に5年。とどめは長男は小学校、次男は幼稚園、長女は保育園という、3兄弟が全員バラバラのところに通うという事態。
小学校は基本的に送迎はないのですが、いろいろな事情で学童へはお迎えに行かねばいけない日もあります。その時は3カ所へお迎えに……。
そんな送迎に奔走する日々を通し見えてきた、兄弟別園のデメリット・メリット(あえてデメリットを先に言います)を記していきます。
兄弟別園のデメリット
別園にするデメリットとして、次のようなものが挙げられます。
- 送迎に時間がかかる
- 行事がバッティングする
- 持ち物などが大混乱
- 兄弟が同じ場所で過ごせない
送迎に時間がかかる
一番のデメリットは何といっても、「送迎に時間がかかる」ということ。
朝は登園渋りで時間がかかる、なのに夜はお迎えに行ってもなかなか帰らない……という話はよくありますが、兄弟別園だとこれが倍になるといっても過言ではありません。
わが家も送迎だけで1時間半はかかっています……
下の子が上の子の園のおもちゃで遊んで帰らなかったり、上の子が下の子の園庭で駆け回り帰らなかったり、子どもの予想外の行動に予定を狂わされる日々です。
園の立地にもよるところではありますが、送迎がとにかく時間がかかることは覚悟しておいた方がいいでしょう。
行事がバッティングする
わが家ではあまりなかったのですが、行事が同じ日に重なるなんてことも往々にしてあり得ます。
私の住む地域では、私立公立問わず市内の園で調整して下さっていましたが、唯一卒園式はバッティングしてしまいました……大事な行事なのに(泣)
日が重ならなくても、運動会シーズンの10月は毎週誰かの運動会。わが子の行事に参加できるのは喜ばしいことですが、さすがに3週連続となると何も予定を入れらずに困りました。
加えて、行事ではありませんが役員が重なるリスクがあるのも、兄弟別園のデメリット。保育園や学童の役員会は土曜日に行われることが多いので、こちらもバッティングしがちです。幼稚園や小学校のPTAとなると、平日に駆り出されることもしばしば。
PTAのために有休を失った……という話もよく聞きます。
行事や役員が重なり、体がいくつあっても足りなくなる……なんて恐れがあるのも、兄弟別園のデメリットの一つです。
持ち物などが大混乱
おたよりにお着替えにコップ袋に連絡帳に……。園によって必要なものは多かれ少なかれ違います。さらに子どもが小学生になると、保育園の頃以上に持ち物の管理は大変になります。
毎日の宿題、時間割、体操服やら給食着やら絵具セットやら……とにかく持ち物が多い!そして毎日持っていくものが違う!(大パニックの母)
おたよりも連絡帳も多くの園がデータ化を進めていますが、それでも日々のタスクはなかなか減りません。そして、管理しなければならないことは、子どもの数に比例して増えていきます。
兄弟別園だと、朝のバタバタで兄弟で丸ごと荷物を入れ違う、なんて笑い話のようなことも実際に起こりうるのです(え、私だけ?)
兄弟が同じ場所で過ごせない
子どもは一日の大半を保育園で過ごします。この長い時間を家族である兄弟がともに過ごせないことに、私はとても胸が苦しい思いをしてきました。
同じ園であれば、行きたくない日もお互い励ましあったり、園で顔を見かけたら声を掛け合ったり、異年齢保育があれば交流だってできたはず。それが叶わないのが、親として申し訳なさでいっぱいです。
本人たちはそれが当たり前なので、大して気にしていないかもしれません。あくまで親の気持ちの問題。だけどこれも、兄弟別園で後悔したことの一つに挙げられるのです。
兄弟別園のメリット
メリットを強いて挙げるのなら、次の2つ。
- 交友関係が広がった
- どちらかが発熱で休んでいても登園させやすい
交友関係が広がった
それぞれの園で保護者の方や先生とお話をする機会があるので、交友関係はぐんとひろがります。特に、役員にあたったときは今でも付き合いの深いママ友もできました。
また、保育園では保護者間の関係は割とドライですが、幼稚園に通い始めてからは「こんなにママ同士で付き合いがあるものなのか!」と驚きを隠せませんでした。
さまざまな園を経験することで、交友関係のみならず子育てに対する視野もひろがり、自身の親レベルを上げるのに大きなプラスとなりました。
どちらかが発熱で休んでいても登園させやすい
兄弟別園だと、どちらかが発熱でお休みしても、もう一方の園に知られることはほとんどありません。なので、登園はさせやすいです……が、発熱しているということは感染症の可能性が高い。ということは、きっと兄弟はウイルスを持っている。
そんな状況で登園させると、別の園でもウイルスを蔓延させることになりますので、「やろうと思えばできる」くらいに留めておいてくださいね。
疲れ果てたワーママがやってみたこと
別園への送迎を続けていると、時間がまったくないことに気づき始めました。そして時間を生み出すべく、やってみたことが次の3つです。
- 送迎方法を見直す
- スケジュールはアプリで管理
- 家事はいい意味で手を抜く
送迎方法を見直す
駆け出しワーママの頃は、徒歩か路線バスでの送迎でしたが、別園となるとそれはさすがに難しい。そこで始めたのが車での送迎です。
私の勤務先は車通勤が禁止されているので車で送迎というのは頭になかったのですが、最寄り駅に車を置いていくという方法で車送迎を取り入れました。
すると、徒歩とバスで1カ所の園に登園するのと車で2カ所に登園するのと、かかる時間はほとんど変わらないという結果に……!
もちろん「すでに車ですが」という人、「車の免許ありません」という人、様々だと思います。個々の事情によるところですが、送迎方法を抜本的に見直してみる価値は大いにあるものと思います。
スケジュールはアプリで管理
スケジュールやプリント類は、アプリで管理できるように整えました。
スケジュールであれば、わが家はタイムツリーを利用。予定は分かった時点で子どもごとに色分けし、入力をしています。夫と共有することもできるので、お互いチェックをかけることで「うっかり忘れてた」なんて事態を未然防止しました。
プリントはプリント管理アプリがたくさんリリースされていますが、どれもわが家には合わず。結局LINEグループを作って管理しています。
LINEで落ち着いてからはリサーチしていないのですが、今はもっと使いやすいアプリも出ているかもしれません。一度試してみるのもアリです!
家事はいい意味で手を抜く
送迎に時間がかかる分、家事はなるべく時間をかけないように様々なサービスを導入しました。
もちろん費用はかさみますが、費用対効果は相応にあります。だって、一番大事なのはママがお家で笑顔でいること。それが叶うなら十分価値があると考えたからです。
加えて「まあ、別園通い中の期間限定だし」という割り切りもあり、いろいろお試ししてみました。その結果、具体的に取り入れた方法は次の2つ。
- 食材宅配を使う
- 家事代行を使う
実際に使ったサービスについて、次から具体的に見ていきます。
① 食材宅配を使う
いちばん工程が多く時間がかかるのが、日々のごはん作り。ここにかける時間と労力を減らすことで、かなり楽になりました。献立も考えない、買い出しも行かなくてよい、野菜もほとんど切ってある。なんて素晴らしいことでしょう。
わが家が実際に使っているのは、生協、ヨシケイとオイシックス。いずれのサービスも「ミールキット」という一食分の食材セットが販売されており、それを使うことでごはん作りの負担をかなり軽くできました。
実際に使ってみたレビューもしています!
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② 家事代行を使う
掃除は最低限だけする、大掛かりな掃除はプロに任せる!と、スポットでお掃除をお願いしています。定期的に家事代行サービスを使うと高くつきますが、ときどき頼むだけならそれほど家計を圧迫しません。
目についてしまう汚れも「次またお掃除を頼んだ時にキレイにしてもらおう!」と思えるので、それだけでも精神的な安定を保つことができますよ。
「やっておけばよかった」ということも
次男の小学校入学を控え、私の別園送迎生活にも終わりが見え始めました。やりきった感は満載ですが、一方で「やっておけばよかった」ということもあります。
それは「送迎を外注化する」ということ。
今はファミリーサポートやベビーシッターなど、送迎を代わりに行ってくれるサービスがたくさん用意されています。どちらかの園だけでもお迎えにいってもらえるだけでも、とても助かるはず。
見知らぬ人に預けるのは不安……という気持ちもあり(プラス子どもが超人見知り)私は踏み出せなかったのですが、活用できると別園送迎の強い味方となること間違いなし!です。
使えるものは使う!ママが楽できる方法を
別園通いも、せいぜい数年。期間限定と割り切って、使えるものは使う。これがママにとっても子どもにとっても良い選択であると、5年間の別園生活を振り返り思うところです。
わが家の長い長い別園生活も、この3月で終わりを迎えます。その後はその後で大変なことも、きっと待ち構えていますが、時間はきっと今より生まれるはず……。
これから別園生活がはじまる皆さんは、フルに使えることを活用して乗り越えてください。園は違えど家族みんながお家で笑顔で過ごせることを大切に。陰ながら応援しております。